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第3回WFセミナー

3月2日、若葉治療院富士院のセミナー「WFセミナー」を開催しました。
第3回のテーマは、

プロトレーナーが実践している
レース間のリカバリー

過去2回に分けて開催したセミナーの最終形として、実際にレース当日のパフォーマンスを左右する内容を紹介しました。
今まで紹介してきたセルフケア超回復などは、日常的なリカバリーの質を上げる事を目的に紹介してきました。
今回のテーマもリカバリーについてですが、私が得意とする【レース間】に焦点を当てて、記録に繋げるための方法について内容を絞りました。

日曜日は予定が重なることが多いようです。
今回も少人数開催となったため、治療院での開催となりました。
今回参加できなかった選手のためにも、別日の開催を検討したいと思います。

若葉治療院富士院

内容としてはかなりボリュームがありますが、2時間で簡潔にまとめるために工夫をしました。
理論的な内容は勿論ですが、今回は実体験に基づく内容を多く盛り込みました。
私が日々の治療院業務で意識していることトレーナーの現場で経験したこと、これらはネットや雑誌には載っていない情報です。
失敗談を含めて、選手たちにとっては非常に役立つものだと思い、できるだけ具体例を出せるように内容を練っていました。

セミナーの内容

今回のセミナーにおけるゴールは2つ、

それを踏まえて組んだタイムテーブルは、

  • スポーツトレーナーの活動
  • リカバリーで重要なこと
  • リカバリーのスケジュール
  • 補食で活躍する栄養素の役割
  • アイシングの役割
  • リカバリー実技

目標とする最高のリカバリーを実践するために解説した項目について、当日の様子を簡単に紹介します。

スポーツトレーナーの活動

今回のセミナーは、スポートレーナーはどのような活動をしているのかを知ってもらうことから始まりました。
日常編として、日頃選手をサポートする時に意識していること記録を出すために段階を踏んでサポートを変化させていることなどを紹介しました。
帯同編では、前日までにスケジュール管理や準備を徹底していること当日は段階的にコンディショニング/リコンディショニングを組んでいることなどを紹介しました。

これらを知ってもらう事で、リカバリーへの取り組み方を大きく変えることができます。
このセミナーの目的は、選手自身でリカバリーを組む力を身に付けることです。
そのためには、トレーナーが選手に求めていることを知ってもらうことも重要です。


私が大会帯同をする際に問題となるのは、【人数に対して人手が足りないこと】です。
全員のリコンディショニングを一人でこなすことは不可能であり、全てのレースに帯同することも不可能です。
選手が正しいリカバリー方法を習得していれば、トレーナー抜きでもリコンディショニングが可能となり、帯同の際は待ち時間中に指示を出すことができます。
結果としてコンディションを整えることが容易となり、記録を出すことに大きく繋がります。

セミナーの内容からは少し逸れましたが、今回の要となるため、あえて紹介の時間を設けました。

リカバリーで重要なこと

この題では最初に、「レース間にリカバリーを取る目的」を明確にして、

  • リカバリーを失敗する選手の特徴
  • 自身にとって必要なリカバリー計画の立て方

について解説しました。
スケジュールの最初で方向性が間違ってしまうと、レース日が丸々崩れてしまうリスクがあります。

具体的に例を出すと分かりやすいため、1日を棒グラフにしました。
理想的なリカバリースケジュールとして「1日を通してコンディションを途切れさせない」、失敗するリカバリースケジュールとして「1本ごとにコンディションが途切れる」と題を打ちました。

正しくスケジュールが組めると記録に繋がることは勿論、リコンディショニングもスムーズに進めやすくなります。

リカバリーのスケジュール

効果的なリカバリーを実践するためには、正しいスケジュールの組み方がカギを握ります。
要素は大きく2つに分けられ、

  1. 1本目のレースを走るまでのスケジュール
  2. 1本目以降のレース(2/3本目)を終えてからのスケジュール

具体的には、

  1. 会場入りから1本目のUpまでのコンディショニング
  2. 1本目終了から2本目を走るまでのリコンディショニング

これらを意識してスケジュールを組むことで、無駄無く効果的なリカバリーが実践できると考えられます。

コンディションのチェック方法食事の摂り方ケア終了後のウォーミングアップの意味などを細かく解説して、優先順位を明確にしました。
この優先順位が分かっていれば、ある程度柔軟にスケジュールが組めると思います。

WFセミナー

補食で活躍する栄養素の役割

レース当日のスケジュールで欠かせないのは、食事や補食などのエネルギー補給です。
あまり意識している選手は多く見られませんが、特に補食の摂り方がリカバリーを大きく左右します。
ここでは、馴染みのある食事やサプリメントなどを中心に栄養素をピックアップ、それぞれの摂取目的効果的な摂取方法について解説をしました。

個人的な意見ですが、レース後のリカバリーで最初に取り組むべきことは補食であり、その後のリカバリーに大きく影響すると考えています。
これは高校の現場で活動を重ねて辿り着いた考えであり、実際、補食の重要性を理解できている選手が少ないとも感じています。

一方で、補食をただ摂取するのでは意味がありません。
リカバリーや次のレースを考慮して、体の負担にならずに最大限活用する方法を、栄養素ごとに解説をしました。
【どの製品を摂るのかでは無く どの栄養素を摂るのか】を基準にすることを目標に、栄養素の重要性を押さえました。

アイシングの役割

リカバリーには様々な種類がありますが、スプリント競技において特に重要だと考えているのは【アイシング】です。
正しいアイシングができることで、疲労感の軽減パフォーマンスアップに大きく繋がります。
しかし、間違った方法でアイシングを行うと、ケガのリスクパフォーマンス低下に繋がることも多くあります。
最初にアイシングの役割や注意点に触れてから、

  • POLICE処置でのアイシング
  • リカバリーでのアイシング
  • 体温を下げるためのアイシング

3種類にテーマを分けて、それぞれの特徴を紹介しました。
また、実際に私が経験した帯同の話として、猛暑日にラウンドレースのサポートを行った日の話をしました。

座学では軽く紹介を行い、そのまま実技へ移行します。

リカバリー実技

今まで座学で紹介した内容を踏まえて、まずはアイシングの使い分けを紹介。
実際に氷を用意して実演しながら、座学で解説したポイントを復習しました。

POLICE処置
アイスカップ
アイスマッサージ

実際にトレーナーがアイシングを行う場面に遭遇することは少ないため、できるだけ細かく見せるようにしました。
時期的に体を冷やすのは良くないため、今回は私の脚を使いながら手順を見せるだけになりました。
選手にはタイミングを見計らって、各々実践して欲しいと思います。

それ以外に、実際に役立ちそうなリカバリー方法の一つとして、【下肢挙上】の紹介をしました。

これはアイシングと同様に、日頃の練習から取り入れることが簡単なリカバリーです。
初めて実践したテクニックでしたが、脚のスッキリ感が実感できたようです。

下肢挙上


実技の最後に、質問形式を取りながら、リカバリーの優先順位効果の確認について紹介を行いました。
本当は実際にマッサージやストレッチの紹介を行いたいところですが、

  • 種類が多すぎる
  • 場面によってアプローチが大きく異なる

などの理由があり、全てを見せることが難しいです。

今回のセミナーでは、ある程度幅広く対応できる能力を身に付けることを目標に、大まかなリカバリー手順について、私が実践していることを紹介しました。
これはレースだけで無く、日頃のセルフケアでも同じ事が言えます。

実際に選手が悩んでいること、疑問に思っていることが直接伝わったため、具体的に回答を出すことができました。

今回もあっと言う間に2時間が終わりました。
今回ご参加いただいた選手は、積極的に質問や意見をしてくださりました。
そのため、用意したスライド以上の内容を提供することができたと思います。

今回の形式としては、私が一方的に話をするのでは無く、ディスカッション形式に近い開催でした。
実際に意見を交えながら話を進めると、私自身も知識を深めることができた気がします。

WFセミナー

テーマを設けたディスカッション形式での実施も検討したくなりました。
その形であれば、より理想的なセミナーを選手に提供できるかもしれません。

3回に分けて実施したWFセミナー、一度ここで休止となります。
また大会シーズンでの様子を見ながら、選手に必要な情報を提供する機会を設けたいと思います。

このコンセプトを掲げ続け、今後の活動にも力を入れていきます。

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