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2024年 インターハイ県予選

5月24日〜26日に開催された、陸上競技 高校総体県予選へ、チームトレーナーとして帯同してきました。
1ヶ月前に行われた東部予選を勝ち上がり、多くの選手が県大会の舞台へやってきました。

初めて東海大会へ挑戦してから1年が経ち、再び勝負をする3日間がやってきました。

1年間でチームは大きく変わり、より勝負ができる環境へ変化を始めています。
特にリレー種目で東海大会へ出場する可能性があり、よりチームで勝負をする大切さが問われる事になりました。

1日目の集合から早速コンディショニングが始まり、マッサージや、

テーピング

テーピングなどを駆使しながら、

スポーツマッサージ

最高のパフォーマンスを発揮できるように、私の全力を尽くしました。
慣れているはずの選手を相手にしても、今回はいつも以上に緊張して気合いが入りました。
「やることはいつもと同じ」であっても、大会特有の緊張感は毎回違います。
これが楽しみであり、私の気を引き締めるスパイスでもあります。

1日目から多くの選手が出場し、初日から自己ベスト更新をする選手が出ました。

400m
110mH
1500m

幸先の良いスタートにより、チームにも勢いがついた気がしました。
種目が終われば選手がリカバリーに戻ってきます。
県大会の問題点として、種目間の時間が短いことが挙げられます。
(条件は皆同じですが、もう少しタイムテーブルの改善をして欲しいと思っています。)

短時間で効率良く順番を決めて、全員のコンディショニングを行います。

鍼通電療法

今回は写真を撮る時間も無い程バタつき、あっという間に1日が終わりました。

終わらない分は夜のメンテナンスに回します。
夜のメンテナンスも気を遣うことが多く、

  • 少しでも早く選手を休ませる
  • 次の日にパフォーマンスを発揮できるようにする
  • 選手の要望をしっかり訊く

などと、いつものメンテナンスと少し違います。
基本的に1対1になるため、少し踏み込んだ話や本音を知ることができ、少し楽しみな時間でもあります。

あっという間に3日間が終わり、結果として、2名3種目で東海大会の出場権を獲得しました。
昨年の県新人と同じ選手、パワーアップして再び上の舞台へ挑戦できます。

表彰式

3週間という短い期間でどこまで底上げができるのか、サポートの面でも力を問われると思います。
しっかり準備をして、全国総体へ進める様にサポートします。

結果だけ見れば、東海大会出場や自己ベスト更新があり、良かったと思うこともあります。
しかし、選手は勿論、私もこの結果には満足していません。
「東海大会が懸かった勝負すらできなかった」
この一言に全てが詰まっています。

  • 予選突破が期待できた種目で負けた
  • 本来の調子が発揮できなかった
  • ケガで欠場せざるを得なかった

様々な要因がありますが、東部予選でも同じ事がありました。
つまり、まだ勝負ができる段階に選手がいないことを意味します。
それは選手だけで無く、サポートをするトレーナーにも問題があるのかもしれません。

3日間が終わった後、1人の選手からLINEが来ました。

  • 自分の力不足で東海に行けなかった
  • 自分が強くなって勝てるチームを作る
  • 皆で全国を掴み取る

この選手だけの問題では無いのに、責任を感じている様です。
何より私の心に残ったのは、
「トレーナーを全国に連れて行く」
「あと1年チームをお願いします」

この2言です。

私は負けっぱなしが好きではありません。
そして、少しでも可能性があるなら、全力で勝負をしたいと思っています。
この選手ならチームを動かしてくれる・・・
そう思った以上、今後のサポートを考えなければなりません。

この3日間を通じて、改めて東海大会のハードルが高いことを思い知らされました。
チームの弱点も浮き彫りになったので、今後の活動方針は変えるつもりです。
勝つためには、今までより厳しくなることは間違い無いでしょう。
選手が信頼してくれるなら、何でもやるつもりです。

次の県総体まで、もう1年を切っています。
その前には新人戦があり、新体制で東海大会を賭けて勝負をします。
この夏は選手と共に追い込み、強くなって勝負の舞台に立ちたいと思います。
次こそは勝って笑顔で終われるように・・・

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