私はトレーナー活動をした日に、帰ってから1日の振り返りを行います。
現場で記入したシートの内容を振り返り、より具体的な改善案は無いのか?次はどのようにアプローチしようか?などを考えています。

もちろん、治療院業務でも同じことをやっています。
その時悩んだことも、時間を空けると解決法が浮かぶことがあるからです。
時には、このようなデータを整理することもあるため、思ったより時間がかかることもあります。

データを整理しながら、今日あった出来事を思い返していました。
活動中に、ベテランの先生と話をする機会がありました。
その時の会話が、何故か私の中で強く印象に残りました。
砲丸投げの選手を見ながら、
「プロは回転投げで記録出しているから、回転投げを教えた」
走り高跳びの話題になったとき、
「プロは背面跳びで記録を出しているのに、どうして高校生にベリーロールを教えるのか?」
大半の人がこの会話を聞いても、特に引っかかる点は無いのかもしれません。
私はこう思いました。
(この先生は、「固定観念」に囚われない指導をしている)
と・・・
もちろん、ある程度ベースにしている理論があることは聞きましたし、内容も素晴らしい物でした。
私が指導する立場に立って思ったのが、固定観念に縛られた指導者が多いと言うことです。
「この練習をすれば記録が伸びる」
「これくらいは当たり前にやらないと勝てない」
このような意見を聞くことが多くありますが、それっていつの時代の話ですか?と思います。
指導歴が長い方には申し訳ないですが、今の選手を見ていますか?と思うことも多々あります。
陸上競技の特性かもしれませんが、令和の時代になっても昭和の体質がが残り続けています。
「昔はコレでやってきた」
「コレが当たり前だから」
このような教科書指導、止めにしませんか?
トレーニング量を増やし続けるだけの無計画な練習。
道具や技術の進化を無視した既存の練習。
できなければ選手を叱るだけの一方的な指導。
この先に何が待っているのか、指導者なら分かるはずです。
もちろん、古い考えの全てを否定する訳ではありません。
時にはガムシャラに頑張ることも大切ですし、現代でも通用する理論もあります。
それだけに囚われること無く、日々アップデートをしていくことが大事なのでは?と思います。
私がサポートしているのは、今を一生懸命に頑張っている選手です。
そのサポートをするためには、私自身も今を見続けなければなりません。
トレーナーとしての最期を迎えるまで、最先端を追い続ける冒険は続きそうです。
まずは週末のトレーナー帯同、東海大会へ繋がる様にしっかりサポートしたいと思います。
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