スプリンターの半月板断裂日記、8回目は【入院/手術編+手術後のリハビリ】をまとめていきます。
多くの方が気になっていると思う、入院や手術の様子を中心にブログを書いていきます。
手術前日 入院
手術日が4月17日、前日入院が必要なため、16日の午後には病院へ向かいました。
予定では21日に退院、計5日間の入院でスケジュールを組んでいました。
前日に行ったことは、
- 入院前のPCR検査/点滴注射
- 翌日の日程確認
- 理学療法士による事前検査
特にこれと言って大きな予定も無かったため、空き時間は持ち込んだ参考書や書籍を読んで過ごしていました。

いつもなら仕事から帰宅後の21時には消灯だったため、中々寝付けずに時間を持て余していました。
手術当日
午後に手術予定のため、当日は朝から食事や水分補給ができず、点滴のみで過ごしました。
手術時間が近づくにつれて、徐々に準備が始まります。
着替えや患部の除毛、弾性包帯による下肢のむくみ予防など、細かな準備が定期的に行われました。


手術の時間になると車いすで手術室まで運ばれ、入口で手術部位や手術方法などの確認、ミスが起こらないように、入念な確認がありました。
確認が終わると手術台に移動し、ここでも手術部位や手術方法の最終確認、その後、麻酔科のドクターによる麻酔が行われました。
腰椎から注射を打つため痛いと聞いていましたが、そこまで痛みを感じることは無く、次第に脚の感覚が無くなっていきました。(冷たい缶の様な物を股関節と足に当て、感覚の違いを確認しました。)
脚の感覚が無くなったことを確認してから、意識を無くす麻酔が注射から入りました。
次第に意識が遠のいていき、気づいたら病室のベッド上にいました。
この写真は、私が寝ている間に母が撮ってくれました。
右足もむくみ予防の弾性包帯が巻かれ、手術部は固定されています。
更に座布団が膝下に敷かれ、むくみなどのトラブル予防がされていました。

まだ麻酔が効いているため、脚の感覚は全くありません。
動かしたくても動かせなく、姿勢がキツくても寝返りを打つこともできません。
そして、自力でトイレに行くことができないため、カテーテルが入っており、下腹部が常に気持ち悪い状態でした。(術後最も嫌だったのはカテーテルでした。)
ドクターから話があった気がしますが、手術が成功だったこと以外あまり内容は覚えていません。
術式についても説明があったような・・・?その程度の意識でした。
麻酔が切れるまでは特に何もできません。
食事も摂れず、体制的に読書をする事もできないため、眠くないのに無理やり寝て過ごしていました。
次第に麻酔が切れ始め、少しずつ脚を動かす感覚が戻ってきました。
就寝時刻になる頃、ようやく手術部位の痛みが出始めました。
我慢できるレベルでしたが、早めに痛み止めを入れる様に話を受けていたため、すぐに連絡して点滴注射を受けました。
このような形で、手術当日はあっと言う間に終わりました。
手術翌日〜退院まで
聞いていた話とは全然違い、夜中は痛みで起きることも無く、ぐっすり眠れました。
胃の運動も正常に行われていたため、朝食も食べることができました。
さすがに1日食事を摂らないとお腹が空きます。
健康的な食事をおいしく頂きました。

麻酔は完全に切れて寝返りがうてるように、動かすと痛みはありますが、激痛まではいかないレベルでした。
食後に痛み止めを出されましたが、正直飲まなくても平気なレベルです。
強いて言えば、腫れがあり曲げにくい状態であり、熱による痛みがある感じでした。
食後には主治医の観察があり、術後の経過としては良好との判断。
ここで改めて手術内容の説明を受け、
- 縫合から切除に手術が変更になったこと
- 今日から松葉杖でのリハビリを始めること
- 積極的に荷重をかけてOKなこと など

ようやく自身の状態が把握できました。
切除となったことでリハビリも積極的にできるようになり、痛みもそこまで無いため、退院の予定が早まりました。
午前中にはリハビリが始まるため、カテーテルも抜き、着替えをして動く準備を始めました。(カテーテルを抜くのが最も痛かったです。)
翌日のリハビリは2回、主に松葉杖での歩行訓練でした。
今まで使ったことが無く、歩き方も何となくしか知らなかったため、最初は苦戦した気がします。
右足に体重をかけることが怖く、バランスを取って歩くのが難しかったです。
午前中は平地で歩き方の練習、午後は階段昇降の練習、1日で何とか動ける状態になりました。
動くとやはり痛みは出てきました。
リハビリ後はアイシングを行い、できるだけ腫れが強くならないように対策を行いました。
ただ、痛みはそこまで強くなく、今までと同じく痛み止めは不要な程度でした。(一応飲みましたが)

退院日の朝もリハビリがあり、今度は外で歩く練習でした。
特にこれと言って問題無く歩けたため、無事に自力で歩いて退院できました。
この状態がどれ程順調かは分かりませんが、術後としては想定以上の順調さだと思います。
入院中のリハビリで工夫したこと
手術後すぐにリハビリを始めましたが、実はこのタイミングから自身でリハビリを追加で始めていました。
理由は、リハビリ室でのリハビリは30分程度、それ以外の時間は自由に使えるため、勿体無いと思ったからです。
術後1日目、午前中に松葉杖での歩行訓練の後から、まずは入院している病棟の1フロアを歩き回りました。
できるだけ右足に荷重をかけつつ、まずは転ばずに安定した歩き方を習得。
時間としては30分程度でしたが、慣れない運動のせいもあり疲れがありました。
終わってからはアイシングをしながら休憩、午後のリハビリに備えます。
午後のリハビリで階段昇降を覚えてからは、階段を使って1階から5階までをひたすら往復、平地での歩行とは違い、これは少し苦戦しました。
結果として1日のうち、動く時間を確保しながら、機能回復をすぐに始められたと思います。
この日は疲れもあってか、すぐに眠気がやって来たので、アイシングをしながら早めに休みました。
退院日も、リハビリ後に迎えが来るまでの間は病棟を歩き回りました。
2日目にして松葉杖での歩行はスムーズになり、1人で動き回ることは容易でした。
退院してからの様子
自宅に帰ってからもリハビリは続きます。
まずは安全な自宅周辺を、松葉杖を使って歩き回りました。
外を歩いて分かったことは、少しの傾斜でも歩くのが難しかったことです。
私の自宅は少し傾斜が多い場所にあり、基本的に平らな面がありません。
そのため、アップダウンによる体の傾きなどでバランスを崩しやすく、危険を伴うリハビリでした。
それでも段々とスムーズに歩けるようになり、今後のリハビリも問題無くできそうでした。
次第に松葉杖がジャマに感じましたが、一応安全第一で使っていました。
(松葉杖での歩行動画を撮り忘れたのは失敗でした・・・)
ここからは、毎日が怒濤のリハビリ続きです。
次回からは、「手術後のリハビリ編」を数回に分けて紹介していきます。
リハビリ・手術の時系列
受傷直後:スプリンターが半月板断裂を起こした話
整形外科受診後〜15日:半月板断裂初期に行っていたリハビリ
16日〜30日:半月板断裂 積極的リハビリと精密検査の決断
31日〜41日:半月板断裂と円板状半月板
42日〜61日:半月板断裂 思い切って攻めたリハビリを行う
セカンドオピニオン/手術前リハビリ:半月板断裂 セカンドオピニオンと手術前リハビリ
手術前の準備/不安だったこと:半月板断裂 手術前の準備 不安だったこと
入院/手術の話 手術後のリハビリ:本ブログ
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