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半月板断裂 セカンドオピニオンと手術前リハビリ

スプリンターの半月板断裂日記、6回目は【セカンドオピニオンで手術を決めた話+手術前のリハビリ】をまとめていきます。
手術前の様子を長々と語ってきましたが、今回は遂に、手術の決断をした時の話となります。
手術が視野に入ったことで、新たなリハビリに挑戦することもできたため、その様子も併せて紹介します。

セカンドオピニオンとして選んだ病院

※特定の病院を下げる意味合いはありません。
受傷から2ヶ月の経過としては、保存療法の限界を感じていました。
2週に一度の診察およびヒアルロン酸注射自分で組んでいたリハビリ、全てが頭打ちとなり、時間の浪費をしている気がしてきました。

その中でも仕事は継続、更に、年に1度しか無い貴重な研修会に参加。
足を引きずりながら、東京を3日間動いていました。
この頃には痛みは引いていましたが、長時間の移動や動き始めに痛みを感じることが多くありました。

ナショナルトレーニングセンター

研修会の中で陸上競技連盟のドクターに会うことができたため、膝の症状について相談をしました。
結論としては、「日常生活に支障があり、競技復帰を視野に入れるのであれば手術をするべき」との判断。

手術の線が濃厚な今、最終的に手術をするのであれば、あらゆる面で早く動くのが得策です。
私が住んでいる富士市で手術のできる病院は1カ所のみ、勿論、地元では有名な病院です。
その病院は、今の病院からの紹介状で手術の段取りが組める状態でした。

しかし私は、手術をするのであれば、スポーツに特化したドクターリハビリ室のお世話になりたいと考えて今した。
そこで決めたのは、「都心のスポーツ整形外科への受診」です。

向かったのは東京、「八王子スポーツ整形外科」
お世話になっている川端公人コーチからの紹介、自身が膝の手術を受けて、勉強になったとオススメしていただいた病院です。
局所麻酔ができてリハビリが充実した病院、私が望んでいた病院でした。
予約が取れずに待つかと思っていましたが、意外とスムーズに取れたため、電話した翌週には受診ができました。

八王子スポーツ整形外科

スポーツドクターの見解

MRIデータを持参し、受診から今までの経緯を細かく説明、改めてレントゲンを撮影して、最後にドクターの診察を受けました。
ドクターの見解としては、

  • 円板状半月板でほぼ確定
  • 縦断裂(青線)→縫合手術が向いている断裂
  • 保存療法では関節軟骨の損傷が起こるリスクが高い
半月板 縦断裂

最も重要な手術については、

想像通りの回答であり、これで手術をする覚悟ができました。

しかし問題となったのは、手術の段取りスケジュールの制約です。
想定していた流れは「宿泊→手術→宿泊→翌日帰宅」、その後、「定期的にリハビリや診察へ通う」形でした。
実際は、「リハビリや経過観察の都合で東京に1ヶ月住まなければならない」という事が発覚。

この病院で手術をすることは断念、術後の生活を考え、結果として、富士市の整形外科の紹介状を貰って帰宅しました。
パッと見無駄足に思えますが、私としては納得できるだけの材料が手に入ったので、東京まで足を運んで正解でした。

紹介状

帰りは、コーチへの連絡や今後のスケジュールを考えながら電車に揺られていました。
1人で帰宅するのも相まって、時間が経つにつれてショックが大きくなったことを覚えています。
覚悟はできていたつもりだっただけで、内心不安な気持ちがあったのだと思います。
手術をすれば半年は動けなくなることは確定、無事に復帰できたとしても、今まで通り走れるとは限りません。
それ以外にも、トレーナー活動や日々の仕事にも制限がかかるため、考える程今後の不安が募っていきます。

しかし、不安になっているだけでは何も変わりません。
手術までの時間を有意義にするためにも、できる事を模索しながら過ごすことにしました。

プロスプリントコーチによる手術前リハビリ

リハビリに関しても、今までとは違う方向性で動き出しました。
ケガを機に中断していたPEAK Support 川端公人コーチのパーソナルレッスンを再開しました。
ある程度動けるようになった反面、リハビリのバリエーション不足や効果の低下を感じたため、少しでもできる事を増やすためにお願いをしました。

川端コーチの強みは、自身が膝の手術を経験し、その後競技復帰を果たしていることです。
リハビリの経験も豊富であり、トレーナーとは違う視点のアプローチがあると思っていました。
最初は患部外トレーニングを希望していましたが、状態を見ながら患部トレーニングも取り入れる方針でレッスンが再開しました。

動かせる部位は積極的に動かし、手術後に動ける体づくりをします。
膝に負荷をかけるのは難しいですが、下腿なら問題無く筋刺激を入れられます。
大腿部ばかりにリハビリの意識がありましたが、歩行を支える下腿も重要であることに気づきました。

そして、患部に近い部位のトレーニングの種類も増やすことができました。

始めてヒップスラストに挑戦し、膝を曲げずに殿部の刺激を入れることができました。
私は基本的に、スクワット以外のウェイトトレーニングを行っていませんでした。(と言うより、他のトレーニングを知りませんでした。)
幸い、殿部の筋力はまだ残っていたようで、安全に負荷をかけることに成功しました。

スクワットの種類も変更して、今までとは違う負荷をかけることができました。
正直なところ、いままで実践していたベンチスクワットハーフスクワットでは、膝の怖さがあったり、狙ったとおりの負荷がかけられていない感覚がありました。
そこで取り入れたのがスロースクワット、持続的な負荷をかけて、筋刺激を与えました。
大殿筋+大体四頭筋内転筋に分けて行いましたが、40kgの重さで脚がパンパンになり、終わった後は立つのがやっとでした。

3回のレッスンを通して、弱点補強長所の強化をしていただきました。
ケガをしたからこそできる事もあり、今までとは違うリハビリになったと思います。
一番良かったことは、不安な気持ちを整理するキッカケとなったことです。
先の見えない不安な日々でしたが、できる事が分かれば前向きになれます。
川端コーチのサポートを受けたことで、リハビリは1人で乗り越えられない事も再認識できました。

3月に今後の方向性が決まり、ようやく前に進む事ができました。
ケガをして3ヶ月、毎日が初めての経験だらけでした。
次回のブログは、「手術までの流れや不安だったこと」を紹介します。

リハビリ・手術の時系列

受傷直後:スプリンターが半月板断裂を起こした話
整形外科受診後〜15日:半月板断裂初期に行っていたリハビリ
16日〜30日:半月板断裂 積極的リハビリと精密検査の決断
31日〜41日:半月板断裂と円板状半月板
42日〜61日:半月板断裂 思い切って攻めたリハビリを行う
セカンドオピニオン/手術前リハビリ:本ブログ
手術前の準備/不安だったこと:半月板断裂 手術前の準備 不安だったこと
入院/手術の話 手術後のリハビリ:半月板断裂 入院/手術の話 手術後のリハビリ

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